コンパートメント症候群とは?

2019.11.04インフォメーションコンパートメント下腿外傷障害

 

みなさんこんにちは!

パーソナルジムASPI 新垣です!

 

みなさんは『コンパートメント』と言う言葉を聞いた事がありますでしょうか?

コンパートメントとは筋区画の事であり、それぞれの筋区画内には決まった筋肉や神経、血管などが存在しています!

この区画内の筋肉を栄養している毛細血管の圧力は約30mmHgの圧力を持って流れていて、組織を栄養していますが、この区画内の圧力が上昇しすぎてしまうと、循環不全が起き、痛みや腫脹が症状として現れます!

この状態の事を コンパートメント症候群 と呼びます!

本日はこの、コンパートメント(筋区画)症候群について解説をしていきたいと思います!

 

筋区画の種類

前腕のコンパートメント

掌側コンパートメンント

橈側コンパートメント

背側コンパートメント

 

手のコンンパートメント

背側骨間コンパートメント

母指球筋コンパートメント

母指内転筋コンパートメント

掌側骨間筋コンパートメント

小指球コンパートメント

 

下腿のコンパートメント

前方コンパートメント

深後方コンパートメント

浅後方コンパートメント

外側コンパートメント

 

 

 

筋区画には上記のような種類があり、中でも下腿のコンパートメント症候群は発症頻度が高くなっています!

今日はこの下腿のコンパートメントについて詳しく考えてみましょう!

 

下腿のコンパートメント症候群

下腿の区画

下腿のコンパートメントは4区画 ①前方、②側方、③浅後方、④深後方に分けられています。

①前方コンパートメント→前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋

②側方コンパートメント→長・短腓骨筋

③浅後方コンパートメント→腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋

④深後方コンパートメント→後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋

上記筋肉にプラスして神経や血管が存在しています!

症状

コンパートメント症候群には急性型と慢性型があります!

1. 急性型 ‥‥‥ 骨折、打撲、筋断裂などにより発生。腫脹による知覚鈍麻、激しい疼痛による自動運動の制限、鎮痛剤の無効化などの症状が見られます。

2. 慢性型 ‥‥‥ 持続運動による疲労性の組織損傷に伴って発生。過度の長距離歩行・ギプスによる過度の圧迫など。筋肉が硬くなる、痺れを伴う、運動を中止すると症状が軽減すると言った症状が見られる

 

 

コンパートメント徴候の6Pの確認

コンパートメント症候群によく見られる症状として、6つのP と言うものがあります!

このような症状が見られる場合はコンパートメント症候群の可能性が高いので、早めに医療機関を受診する事をお勧め致します!

 

①Pain(疼痛)

②Pallor(蒼白)

③Paralysis(運動麻痺)

④Paresthesia(錯感覚)

⑤Pressure(or firmness)(腫脹、緊満)

⑥Pulselessness(脈拍消失)

 

 

〜まとめ〜

いかがでしたか?

コンパートメント症候群についてしっかりと理解することは出来ましたでしょうか?

 

コンパートメント症候群は早期の発見や軽度のものだと、適切な処置を行えば重要化することは少ないですが、長期間放置して置くと、循環不全による筋肉や末梢組織の壊死が起きてしまいます!

手術が必要になる場合もある危険な疾患なので、思い当たる症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう!

 

それでは本日はここまでにしたいと思います!

また次回の投稿もお楽しみに!

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