目的によって使い分けるストレッチの秒数

2015.11.13目的別のストレッチの秒数

自分にも目的に合わせてストレッチする方法

 

運動前のストレッチ・バリスティックストレッチ編(0秒〜20秒)

運動前のストレッチは1つの部位に対して、0秒〜20秒程度と非常に短い時間で行っていきます。

短時間内でのストレッチの場合は「筋紡錘」という器官が反応し、筋肉は縮もうとするため、柔軟性の向上には適していませんが、運動前の準備運動として効果的です。

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2・疲労回復(30秒〜60秒)

疲労回復の場合は、30秒〜60秒程度の秒数が適しています。

ストレッチを始めて30秒程度までは「筋紡錘」という器官が、「筋肉を縮める」指令を脳に送っています。

しかし、30秒を過ぎた辺りから、徐々に脳みそへの指令が少なくなっていき、筋肉が伸び始めます。

この時に「エラスチン」という成分が伸ばされています。

エラスチンは、弾力性があるため、ストレッチを行うと、すぐに伸びてくれます。

しかし、弾力性によって、再び縮んでしまう性質を持っているため、30秒〜60秒程度のストレッチでは、柔軟性向上の向上までは見込む事が出来ません。

 

3・柔軟性向上

柔軟性向上の場合は、60秒〜180秒程度の秒数が適しています。

ストレッチを行い、30秒を過ぎた辺りから筋肉から「筋肉を縮める」指令が徐々に伝達されなくなっていき、筋肉の緊張がとけて、徐々に伸びていきます。

さらに、そのままストレッチを続けていくと、筋肉内の「基質」という細胞が

 

「ジェル状から液体」へと変わってきます。

 

この反応が出ると、筋肉内の硬い性質をもつ「コラーゲン」が伸びていきます。
ここまで、筋肉を伸ばす事が出来ると、筋力トレーニングを行っていないにも関わらず、

 

「筋肉痛」が起こる事があります。

 

これは、普段伸びない筋肉の可動域まで筋肉が伸びた事による、筋肉の微細断裂の証拠です。

 

ストレッチによって、筋肉が微細断裂を起こすと、筋節(サルコメア)が新たに形成され、筋肉が伸びやすい状態へとなっていきます。

 

 

 

闇雲にストレッチを行っても、自分の目的と違う効果をもたらしてしまう事もあるので、しっかりとストレッチの効果を理解して、正しくストレッチを行っていきましょう!

 

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