腱板断裂について
2016.02.08腱板断裂について
腱板断裂
五十肩の次に知名度の高い肩の疾患です。
腱板とは
腱板とは
・肩甲下筋
・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
の4つの筋肉で構成されている腱の名称です。
腕を回る動作を司っている事から
「回旋筋腱板」と呼ばれています。
(図3)。
図2: 腱板
腱板断裂の原因
腱板は年齢と共に、徐々に劣化していきます。
転倒した際に手をついたり、重いものを持ち上げようとしたり、肩を捻った動作の際に発症する事が多いです。
腱板損傷の症状
腕の上げ下ろしや、捻った時の引っかかり感が出ます。
肩から上腕へ響くように痛む事が多く、腕を伸ばした状態で力が入りにくくなります。
図4: 正常肩のMRI
肩の骨のすぐ上にある「黒い影」が腱板です。
図5: 腱板断裂のMRI
先ほどの肩のすぐ上の「黒い影」部分の「白い場所」が断裂部です。
腱板損傷の治療方法
肩を動かして強い痛みが出る場合は、断裂分に炎症が起こっているため、炎症を抑える為の「ステロイド剤」を注射で投与します。
ステロイド剤が体に合わない場合は「ヒアルロン酸」を使用する事もあります。
腱板断裂で肩に痛みが出ている場合は
肩甲骨と上腕骨の筋バランスが崩れてしまっています。(健康上腕リズム」といいます。
この場合は、まだ切れていない腱板のトレーニングを行う事で腱板の機能を高める事ができます。
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