放っておくと怖い打撲!
2019.11.13インフォメーション、スポーツ外傷、スポーツ障害、打撲
みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPI 新垣です!
本日は誰もが経験した事があるであろう、打撲 について話していきたいと思います!
打撲と聞くと軽傷のイメージで、放置しておいてもそのうち治るだろう!
と考えている人も多くいらっしゃるかと思います!
しかし打撲の処置を怠ってしまうと、骨化性筋炎と呼ばれる障害を引き起こしてしまう可能性があります!
骨化性筋炎になってしまうと、治癒までに長い時間を要し、最悪手術となってしまうケースがあります!全治数ヶ月要する場合もあります!
たかが打撲と甘く考えず、適切な処置の方法をここで学んでおきましょう!
打撲とは?
打撲とは『打ち身』とも呼ばれたりしますが、
その名前の通り、身体の一部をどこかにぶつけてしまった際に起こる怪我の事です!
症状としては、ぶつけた患部に内出血起こり、あおたんが出来てしまうのが特徴的です!
筋肉組織の損傷に留まるため、骨に以上はありません!
打撲を放っておくと起こる骨化性筋炎とは?
病態
骨化性筋炎症とはその名前の通り、筋肉の中に、骨のような組織が形成されてしまう障害です!
筋肉の挫傷や打撲などの損傷によって内出血が起こり、それが血腫(血の塊)となってしまうと起こりやすくなると言われています!
血液中には骨形成の源になるカルシウムが含まれているため、循環が悪くなりその場で止まってしまうと筋肉内に骨様組織を作ってしまうというメカニズムですね!
症状
・患部のびまん性腫脹
・股関節の屈曲制限
→有用なテストに尻上がりテストが挙げられる
・運動をすると痛みが出ますが、安静にすると痛みが消失します。ただし、病状が進行すると安静時の痛みも感じるようになります。
骨化性筋炎を防ぐには?
骨化性筋炎を防ぐには、ファーストエイド(応急処置)が非常になってきます!
このファーストエイド(応急処置)の基本となるものに、『PRICE』というものがあります!
この『PRICE』はそれぞれ
P:保護(Protect)
R:安静(Rest)
I:冷却(Ice)
C:圧迫(Compression)
E:挙上(Elevation))
の頭文字をとったものです。
上記の中でも最も重要と言われているのが『I:冷却(Ice)』です!
患部の炎症反応を抑える事ができ、痛みを緩和させる効果があります!
また、血液中に含まれるカルシウムが患部に貯留しないように、患部の筋肉にストレッチをかけながら冷やす事が非常に重要です!
例えば、大腿四頭筋(太腿の前)に打撲を負った場合は図のような形になります!
打撲が重症化してしまわないように、この『PRICE』の処置はしっかりと覚えておきましょう!
〜まとめ〜
いかがでしたか?
たかが打撲でも軽く見ていると後々大変な事になってしまうケースもあるという事を理解して頂けましたでしょうか?
骨化性筋炎は、適切な処置を行えば未然に防ぐ事が可能です!
もし打撲や挫傷を負った場合は、適切な応急処置を取れるように準備をしっかりとしておきましょう!
それでは、本日はこの辺で失礼したいと思います!
次回の投稿もお楽しみに!
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