オスグッドとは??
2019.08.06コンディション
こんにちは!
パーソナルジムASPIの田野です!
突然ですが、皆さんは「オスグッド」という言葉はご存知でしょうか??
学生時代にスポーツをやられていた方や、今現在スポーツをやっていらっしゃる学生の方などは、このオスグッドに悩まされた方も少なくないかと思います!
本日はこの「オスグッド」とはなんなのかについて解説をしていきます!
オスグッドとは??
オスグッドとは…
オスグッドは正式名称「オスグッド–シュラッター病」といい、スポーツをしている小中学生男子に多く見られる膝の疾患です。
症状としては運動時やスポーツ動作時に、膝蓋骨(膝のお皿の骨)の下方にある脛骨(すねの骨、弁慶の泣き所といわれている骨)の上端が徐々に突出し、腫れや熱感、さらには激しい疼痛や圧痛が出ます!
バレーボールやバスケといったジャンプ動作時や、サッカーなどのキック動作時、さらにはダッシュ動作などでも痛みが発生するため、オスグッドはスポーツのほぼ全般で痛みが発生します!
また上記の通り、スポーツ時には痛みが発生するものの、安静時には痛みが見られないというのもオスグッドの特徴の一つです!
また、痛みは休むと次第に引いて来ますが、運動開始と共に再び発生します!
オスグッド原因と発症のメカニズム
オスグッドは主に小中学生に多いというお話はご紹介致しましたが、これはオスグッドが成長期の身体の変化と深い関わりがあるからです。
成長期には急激に身長が増加します。
骨も同様に急成長を遂げるのですが、骨の成長に対し筋や腱などの軟部組織の成長は遅く、骨と筋や腱の成長度合いに差が生じてしまいます。
これにより筋肉の硬さが生じ、柔軟性が損なわれてしまいます!
(話は変わりますが、これが成長期における身体の柔らかさ、すなわち柔軟性が低下する原因の一つと言われています)
この成長期の現象により、柔軟性が損なわれ硬くなった大腿四頭筋が、スポーツなどでダッシュやジャンプなどの動作を繰り返し行う事で、膝蓋骨(膝のお皿の骨)を引っ張ってします。
これにより骨の成長線に過度の負担がかかり、発育の阻害や骨の突出、痛みといった症状を発生させます。
オスグッドになったら??オスグッドの対処法
オスグッドになってしまった場合どうしたらいいのでしょうか??
まず、オスグッドになった際はスポーツなどは控え、安静にするようにしましょう!
オスグッドは成長期に起こる一過性の疾患であり、ほとんどが成長期の終わりと共に改善されます!
しかし、治るからといって無理してスポーツなどをしてしまうと成長期が終わっても治らず、大人になっても症状が続く(オスグッド後遺症)場合があります!
オスグッドの改善や悪化の防止策としては大腿四頭筋の柔軟性を取り戻すためのストレッチなどが挙げられます!
大腿四頭筋のストレッチ
①立位でストレッチをかける方の膝を曲げます。
②手で曲げた足の足首を持ち、曲げた足を引き上げます。
③片足立ちでバランスを崩しやすいため、壁などに手をかけてしっかりバランスをとりましょう。
安静にして症状が治まるのを待つ、大腿四頭筋のストレッチをして悪化を防ぐというのが主な対処法ですが、もし痛みや熱感が強い場合には内服や湿布などを用いましょう!
まとめ
学生時代などは部活やクラブチームの練習を休むというのはすごく焦りが出るかと思います。
実際のスポーツ現場でも、オスグッドを発症している状態にも関わらず、スポーツを継続している選手が多くみられるのが現状です。
オスグッド時は痛みによりジャンプ力やダッシュ力、キック力などのスポーツパフォーマンスが低下します!
それを補おうとさらに無理に運動してしまうと結果的にオスグッドの悪化やその他の疾患を誘発してしまう恐れがあります!
成長期の大事な時期だからこそ、適切な対処をして回復に努めましょう!
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