スポーツ前のストレッチ
2018.11.23コンディショニング、コンディション、ストレッチ、ストレッチのポイント、パーソナルジム
こんにちは パーソナルジムASPIの松尾です。
本日はスポーツ前に行うストレッチについてお話ししていきます。
運動前に行うことが多いストレッチですが、使い分けに注意が必要です。
ストレッチの効果を最大限に得るために、シーンに合わせた使い方をするようにしましょう。
本日は運動前です。
<運動前>
ケガを防ぐため、準備体操の一環としてストレッチを行うことは、皆さんご存知の通り。
しかし、どのストレッチを行うかには注意が必要です。
従来は、筋肉の柔軟性を高めるスタティックストレッチ(静的ストレッチ)を行うことで、ケガを防ごうという考えが一般的でした。しかし、さまざまな研究で、運動前のスタティックストレッチにはケガを防ぐ効果はないという結果が出ています。
足を大きく振り上げる、腕を大きく回すなど、勢いよくカラダを動かしたときの可動域の広さを「動的柔軟性」といいます。
スタティックストレッチを行うことで筋肉の柔軟性は高まりますが、筋力との関係により「動的柔軟性」は低下し、運動中のパフォーマンスダウンへとつながることもあります。
そう考えると、運動前にスタティックストレッチを行う必要性はなく、むしろカラダを動かしながら筋肉を伸ばす「ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)」が効果的と言えるでしょう。
もちろん目的があって行うのであれば構いませんが、ケガを防ぐためというのであれば、運動前のスタティックストレッチはオススメしません。
カラダを柔らかくしたいという人は、スタティックストレッチが最適です。
スタティックストレッチは、カラダが温まっているときに行ったほうが高い効果を得られます。
運動後やお風呂の後などに行いましょう!
カラダを柔らかくしたいからといって、痛みを我慢してまで伸ばすのはもちろん避けてください。
ポイントはやや不快感を感じるところで30秒以上行なってください。
ストレッチで筋肉が急に伸ばされ痛みを感じると、筋肉は危険を感じ、縮まろうとします。
これを伸張反射と言います。柔軟性を高めるためには、この伸張反射が起こらないよう、ゆっくりと痛みのない程度に行うことが重要です。
いかがでしたでしょうか。
ストレッチと言っても、場面に応じた正しい種類のストレッチを行うことが大切です。
間違った方法でやると、パフォーマンスが上手く引き出せなかったり、場合によっては怪我を引き起こす原因にもなってしまいます。
ストレッチの種類と正しい方法を行なって安心安全で楽しいスポーツライフを送りましょう!!
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