効果的にストレッチをしよう!
2018.06.27ストレッチ
効率的な時間を知って、柔らかくしよう!!
多くの方は、体を柔らかくするために、
ストレッチはお風呂上がりにするパターンが多いかと思います。
でも、「本当に」お風呂上がりが効率良いのでしょうか?
24時間もある一日の中で、それ以外もありそうなんです。
柔軟性の高い時間帯
人間の生理的な機能として、「日内変動(サーカディアンリズム)」という機能があります。
体内時計とも言われるこの機能は、動物だけでなく、植物や菌類などにも存在しています。
体温を変動させることで私たちは快適に過ごせるわけですが、
時間帯によって高い低いが変わってきます。
上記のグラフは時間と体温の変動を表すグラフです。
こうやって見ると、1度近くも変動しているんですね!!
2つの実験から出た結果
『Baxter and Reilly,1983』という実験で、「14人の若いスイマーの体幹の柔軟性」を測定した結果があります。
これによると、
早朝6時30分がもっとも柔軟性が低く、昼間13時30分がもっとも柔軟性が高い
という結果が出たそうです。
他にも『Gifford,1987』では「25〜32歳の被験者25名」を対象に、2時間毎の「前屈の柔軟性」を測定しています。
ここでも、
もっとも硬かったのが早朝6時、もっとも柔らかかったのが昼間14時
という結果が出たそうです。
そう!上のグラフにある体温の波と同じような結果になったのです!!
なぜ柔軟性は変化したのか
どちらの実験でも、早朝は硬いという結果になりましたね。
では、なぜ硬くなっているのでしょうか?
考えられる要因として、
・体温の低下
・睡眠時の椎間板の膨張
・睡眠時の軟部組織の硬化
・固有受容器のリセット
があります。
<体温の低下>
前述したように、日内変動により早朝は体温が低下しています。
筋肉や筋膜、関節包などの軟部組織は「コラーゲン」で出来ており、その柔らかさは体温に依存しています。
つまり、「体温が低い=体がこわばっている」ということが考えられます。
<椎間板の膨張>
椎間板は、脊柱(俗にいう背骨)の間にある軟骨のこと。
この軟骨は、寝ている間に体内の組織液を取り込んでいると言われています。
取り込むということは、それ以外よりも厚みが増すので動きが制限されてしまいます。
この影響も考えられますね。
<軟部組織の硬化>
軟部組織とは、人体における「骨以外」の部分のこと。
寝ている間は起床時よりも動かないですよね。
この軟部組織は「動かない時間が長いほど、硬くなりやすい」という性質を持ちます。
単純に可動域が乏しくなってしまうことが考えられます。
<固有受容器のリセット>
人体には、柔軟性を感知するセンサーである「固有受容器」という機能が存在します。
睡眠時にはこのセンサーの働きが最小限になり、感知レベルがリセットされると考えられています。
そのせいで、少しの伸長でも感知してしまい伸びにくくなる可能性があるようです。
時間帯に合わせて違う手段を取ろう
早朝からストレッチをする方は少ないかと思いますが、まだ体温が上がっていないのにストレッチをいきなりするのは、効率が悪いようです。
逆にいえば、ジョギングをしたり熱めのシャワーをしてからストレッチをすると効率良いということです!
昼間は体温が上がっているので、積極的に伸ばしていきたい時間です!
また、夜にしかストレッチが出来ないという方でも、ただ始めるだけでなくお風呂上がりなどに行うと効率が良いのですね。
継続は力なり!今日も地道に伸ばしましょう(^_^)♫
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