アキレス腱断裂
こんばんは! パーソナルジムASPIの松尾です。
あけましておめでとうございます!
皆さん、お正月はいかがお過ごしだったでしょうか?
今回はアキレス腱断裂についてお話ししていきます!
症状
受傷時には、「ふくらはぎをバットでたたかれた感じ」とか、「ボールが当たった感じ」などの衝撃を感じることが多く、「破裂したような音がした」など断裂した時の音を自覚することもあります。
原因と病態
受傷直後は受傷肢に体重をかけることができずに転倒したり、しゃがみこんだりしますが、しばらくすると歩行が可能。
アキレス腱断裂部に皮下の陥凹(へこみ)を触れ、同部に圧痛がみられます。うつ伏せで膝を直角に曲げた状態でふくらはぎを強くつまむと、正常では足関節は底屈します (Thompson テスト)。アキレス腱が断裂するとこの底屈がみられなくなります。
ほとんどの場合、通常のX線(レントゲン)検査では異常を認めません。
能となることも少なくありません。 しかし、歩行が可能な場合でもつま先立ちはできなくなるのが特徴です。
アキレス腱が断裂していても足首(足関節)は動かすことは出来ます。
上図がThompson テスト
診断
アキレス腱断裂は、踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作でふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋) が急激に収縮した時や、着地動作などで急に筋肉が伸ばされたりした時に発生します。
腱の退行性変性(老化現象)が基盤にあると考えられています。
30~50歳のスポーツ愛好家に多く、レクリエーション中の受傷が多いのが特徴です。
予防と治療
治療は、手術を行わずにギプスや装具を用いて治療する保存治療と、断裂したアキレス腱を直接縫合する手術治療があります。
それぞれに長所、短所があるので、治療法は整形外科担当医とよく相談して決めることが大切です。
治療開始後4ヵ月程で軽い運動は可能となりますが、全力でのスポーツ活動ができるのには短くても6ヵ月はかかります。
アキレス腱の断裂を予防するためには、直接的には運動の前にかならず足首のストレッチをすることです。
①足首をゆっくり回す(両方向に)。
②足を前後に開き、後ろに引いた足の膝裏を伸ばした状態でアキレス腱を十分に伸ばす。
③次に、同じ足の膝を少し曲げた状態で、アキレス腱を伸ばす(この姿勢のほうがアキレス腱に負荷がかかります)。
④左右の足を入れ替えて、同じストレッチをします。
運動前のストレッチだけでなく、中高年の方はアキレス腱の老化による変性を遅らせるために、日頃から少しずつでも動かしておくことも大切です。
例えば、
①いすに腰かけた姿勢で、片足をあげてゆっくり足首を回す(両方向に)。
②床に座った姿勢で両足を前に伸ばし、つま先をからだのほうへ反らしてアキレス腱を伸ばす。
こうした方法で、ふくらはぎの筋肉からアキレス腱にかけての柔軟性を高めるようにします。
軽い屈伸運動も、効果があります。
実は中高年の場合、運動不足によってふくらはぎの筋肉が柔軟性を失っていることも、アキレス腱に負担をかける一因となっています。
ふくらはぎからアキレス腱にかけて、広くストレッチを心がけましょう。
ただし、痛みのある場合はやめてください。
また、最初のうちは軽いストレッチでもかなり負荷がかかるので、やりすぎないようにしましょう。
運動時の靴にも注意が必要です。
かかとが遊んでいる(動く)靴は、走ったりバランスをとったりするときに、アキレス腱に余分な負荷がかかるので避けること。
かかとをピタッと軽く包んでくれるような靴が理想的です。
また、自分が日頃から履いている靴のかかと部分の減り具合をチェックしてみましょう。
片減りといって、外側だけ、あるいは内側だけが大きく減っている場合には、運動時にアキレス腱に不自然な力がかかりやすい傾向がみられます。
靴屋さんに相談し、中敷を工夫するなどしてバランスをとるようにしましょう。
O脚の人も、足の外側に力がかかりやすいので、やはり中敷などで工夫することが予防につながります。
いかがでしたでしょうか。
今回は、アキレス腱断裂についてお話し致しました!
アキレス腱断裂はスポーツ選手だけでなく、一般の方々にも起こりうる傷害です。
日頃の、ストレッチや運動が1番の予防になります!!!
運動を行なって、新年最初に気持ちのいいスタートを切りましょう!!!
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