口呼吸はなぜ悪いのか!?
2020.01.22インフルエンザ、ウイルス、健康、口呼吸、呼吸、安全、習慣改善、花粉症、風邪、鼻呼吸
みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPIの大塚です!
本日は、口呼吸がなぜ身体にとって良くないとされているのかをご説明します!
この季節の風邪やインフルエンザ、花粉症などにも関わってくる内容になりますので、是非最後までご覧ください!
口呼吸はなぜ悪いのか?
いきなり本題に入っていきます!
口呼吸はなぜ悪いのか。
その理由は、本来ヒトは鼻呼吸をする生き物だからです。
身体が鼻呼吸に対応しているので、口呼吸だと健康上のリスクが高まるのです。
ヒトは口呼吸をする唯一の生き物です。
冬になってネコやイヌが風邪を引いた、なんて聞いたことがないですよね笑
もちろん、口呼吸が風邪の原因の全てではありませんが、大きな要因として存在しているのは確かです!
では具体的に、鼻呼吸と比較しながらどんなリスクがあるのか見ていきましょう。
鼻の3つの役割(空気の加湿、清浄、暖化)
呼吸において鼻には大きく3つの役割があります。
逆に言えば、この3つの役割が口にはないから、健康上のリスクが高まるのです。
空気の加湿
実は鼻水は1日に約1ℓも分泌されていると言われます。
鼻水の大きな役割は、鼻を通る空気を加湿することです。
鼻水が取り込んだ空気に湿り気を与えることで、体内に入る空気の湿度は90%以上に高められるのです。
しかし口呼吸では、これほど湿度を上げることができません。
乾燥した空気は喉にダメージを与えるので、風邪やインフルエンザ、花粉症などになりやすくなってしまいます。
空気の清浄
鼻は、空気をきれいにする働きも持っています。
実は、ホコリなどが体内に侵入するのを防ぐのが鼻毛です。
そして鼻粘膜に生えている微細な線毛と粘液層が、細菌やウイルスなどを捕獲します。
つまり、鼻から入った空気はこれら異物の多くが除去され、いわば空気清浄器から放出された空気のような状態になっているのです。
また、粘液には抗体があるため、細菌やウイルスが粘膜の細胞に付着したり侵入するのを防ぎます。
風邪やインフルエンザは、病原体が細胞内や粘膜で増殖することで発症しますので、鼻から入った空気は、口から入る空気より、感染症にかかるリスクが少なくなるのです。
空気の暖化
鼻から呼吸することで、空気も温められます。
その温度は35~37度にもなります。
口呼吸ではここまで温められることがなく、冷たいまま肺に届けられてしまいます。
そうすると、肺の免疫力が低下するリスクにつながったり、肺にかかる負担が大きくなってしまいます。
いかに、鼻呼吸が完成されたシステムかご理解いただけたと思います!
そして、そのシステムを無視した口呼吸がいかに危険かもお分かりいただけたのではないでしょうか?
最後に、どうすれば口呼吸から鼻呼吸に治すことができるのかを解説します!
口呼吸を治す方法
あいうべ体操
筋肉を鍛えて日頃から口を閉じるようにする方法です。
口呼吸が習慣化している人は、口を閉じる筋肉(口輪筋の)の力が低下しています。
ですので、そんな口輪筋を鍛える「あいうべ体操」が有効です。
「あ〜、い〜、う〜、べ〜」と口や舌を大きく動かすことがコツで、声を出す必要はありません。
1日30回程度を目安にしてみてください!
そうすることで、口が閉じられるようになり、舌の位置が上あごにぴったりつくようになります。
これが本来あるべき舌の位置です!
テープで口を閉じる
こちらは主に睡眠時の口呼吸を強制的に鼻呼吸に戻す方法です。
上記のあいうべ体操と平行して是非行っていただきたいです。
ぶれにくい絆創膏や、専用のテープなどで上下の唇をまたいで、真ん中に縦にゆったりと貼ってください。
睡眠時間がずっと口呼吸なのか、鼻呼吸なのかでは健康上のリスクに大きな差が出ますので、こちらも是非試してみてください!
ただ、そもそも鼻詰まりなどで口呼吸になってしまう人は、お医者さんに診てもらったり薬を飲むなどして、まずは鼻詰まりを解消するようにしてください!
最後に
いかがでしたか?
なにかに集中していたりすると、気づいたら口呼吸になっているという人も少なくないはずです。
是非、人間本来の鼻呼吸を意識して生活してみてください!
本日は以上となります。
次回もお楽しみに!
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