足底アーチの機能とは?
2019.08.24アーチ、インフォメーション、コンディショニング、ストレッチ、扁平足、未分類
みなさんこんにちは!
パーソナルジムASPIです!
本日は、足部のアーチの機能について学んでいきたいと思います!
アーチの働きなんて、普段気にする事はほとんど無いかと思いますが、
実はアーチが持つ役割はとても重要なんです!
足のアーチの構造
土踏まずを構成する3つのアーチ
足底アーチとは、人間だけにあるお椀を伏せた様な独特の土踏まずの構造です!
人間は成長するに従い、3~4歳ごろから足にアーチが出現します!
①内側縦アーチ
足の内側方向の一番大きなアーチ
一般的に『土踏まず』と呼ばれる部位
②外側縦アーチ
足の外側縦アーチ
外見上は分かりにくい、小さいがしっかり体を支えてくれるアーチ
③横アーチ
中足骨部に存在するドーム型横方向アーチ
アーチの機能
①バネ作用:次の一歩を踏み出す能力
②クッション作用:足の接地時の衝撃の緩衝
③バランス作用:片足立ちでも倒れない安定性
ウィンンドラス機構(巻き上げ機構)
アーチがクッションのような弾力性を有するために、足底腱膜という強靭な縦走線維束が足裏(踵骨)から、指先(指骨)に向かい扇状に張っていて、これが働く事で衝撃吸収の役割を担っています!
歩行中、かかとが上がって前足部ぶ体重が移動すると、指先が屈曲するにつれて足底腱膜が巻き上げられ、縦アーチが上がる。この仕組みを『ウィンドラス機構』といい、蹴り出しの際の強靭なバネの役割(推進力)となり、踏み返し動作としてはたらいています!
トラス機構
足部が床と接する際の衝撃を吸収する機能の事です!
足部が床面に接地する際に、体の重さによって潰れますが、
その際に足底腱膜が伸張される事によって衝撃を吸収するのです!
アーチの機能が低下すると?
上記で記した機能が低下してしまうと、
歩行における正常な運動が出現しにくくなります。
また、構造上の破堤は、扁平足や外反母趾のような疾患に発展するリスクもあります!
扁平足
足部のアーチが低下してしまっている状態です。いわゆる土踏まずがない状態ですね!
足アーチの衝撃を吸収する機能が低下しているため、走ったり飛んだりが関わってくる運動が苦手なケースが多いとされています。また、アーチ機能が低いため、症状が出た場合としては、歩行障害や関節障害、足裏の痛みなどが現われます。
外反母趾
女性の方に特によく見受けられる症状です。
サイズの合ってないラウンド型の靴を履いたりすると親指が靴にそって曲げられ、負担がかかり症状が発生しやすくなります。
かなりひどくなってくると、何気ない日常生活でも痛みが発生するようになってきます。
特にかかとが高いハイヒールは、体重からくる負担が爪先に集中してかかるため、足と靴の形状が合っていないとトラブルが起こりやすくなります。
〜まとめ〜
この様に足部のアーチの機能が低下してしまうと、足部の構造の破堤に繋がり、そこから慢性的な痛みや、歩行障害へと繋がってしまう可能性があります!
痛みが出る事により活動量が低下し、さらに筋肉量が低下して、健康寿命が下がっていくという悪循環が生まれてしまいます!
常に健康な体を維持し続けていくためにも、足部のアーチの機能を働かせることは非常に重要です!
『最近アーチが無くなってきた』、『足裏が痛くて、疲れやすい』
この様な症状がある方は、アーチの機能が低下しているサインかもしれません!
ASPIでは、こういった機能不全に対するアプローチも行なっておりますので、上記のような症状がある方は是非一度、足を運んで頂けたらと思います!
美しいアーチを取り戻し、健康な体を維持していけるようにしましょう!
次回の投稿もお楽しみに!
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