大腿筋膜張筋について
2015.10.11О脚・X脚に関係する筋肉、腰痛に効くストレッチ
大腿筋膜張筋について
大腿筋膜張筋は、股関節の外転筋ですが、股関節の屈曲筋が働く際、股関節が外旋するのを防ぐ役目を担っています。
歩行等の際に大腰筋や張骨筋は股関節を外旋する働きがありますが、これを防いで、脚が真っ直ぐ運ばれるように補正します。
この筋肉を触診するには、立ったまま、脚を真横に持ち上げます。
(外転します)。
調べる側の筋肉の上前腸骨棘の下部(骨盤の前側)を触り、外転、内転を繰り返してみます。すると、大腿筋膜張筋の緊張と弛緩を、触診にて確認することが出来ます。
大腿筋膜張筋の起始・停止
【大腿筋膜張筋の起始・停止】
(起始)
上前腸骨棘
(停止)
腸脛靭帯を介して脛骨外側顆
上前腸骨棘と大腿筋膜の内面から起こり、大転子の前方を経て腸脛靭帯に移り、この靭帯は大腿の外側を下行し、脛骨外側顆につきます。
【大腿筋膜張筋の主な働き】
大腿を屈曲する、外転、内旋する。
腸脛靭帯を経て、脛骨の外側まで伸びているので、この靭帯が硬くなっていると、腰痛、膝痛、O脚等の原因になることがあります。
大腿筋膜張筋のストレッチ
1 ストレッチポールの上に太ももの外側が来るように横になる。
2 骨盤の下から膝上までカラダを滑らせるようにして、ポールを転がしていきます。
テニスボール等でも同様に、ほぐすことが出来ます。
大腿筋膜張筋をほぐす事で期待出来る効果
・O脚改善
・膝痛緩和
・腰痛緩和
特に腰・腿前の筋肉が硬くてほぐれない時は、まずはこの大腿筋膜張筋からほぐしていく事で、弛緩が期待出来ます。
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