結局、身体はどうやって動いているの?

2020.02.21トレーニング効率的生理学神経支配比筋トレ筋線維筋肉運動運動単位運動神経遠心性神経と求心性神経について

みなさん、こんにちは!

パーソナルジムASPIの大塚です!

 

本日は、少々マニアックな身体が動く仕組みについてご紹介します!

神経や筋線維がどういった関係で成り立っているのかを理解すると楽しいですよ!

 

では、早速いってみましょう!

 

 

神経とは?

身体を動かす上でまず理解していただきたいのが神経です!

そもそも神経とは、情報を伝えるためのもので、これによって身体のコントロールが可能になります。

 

神経は全身に張り巡らせされていて、大きく中枢神経と、抹消神経に分けられます。

中枢神経は脳と脊髄に分けられ、抹消神経は体性神経自律神経に分けられます。

そして、体性神経は運動神経感覚神経に、自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。

 

分類すると下記画像のようになります!

 

 

 

 

 

 

 

運動神経とは?

その中で筋肉の動きに関する司令を出すのが、運動神経です!

最終的にはこの運動神経によって、筋肉を動かしているわけですね!

また、言い方を変えれば筋線維を支配しているのが運動神経ということなのです!

どういうことなのでしょうか?

詳しく見ていきましょう!

 

運動単位と神経支配比

実は、運動神経一本一本はそれぞれいくつかの筋線維に直接つながっています!

1つの運動神経から指令が送られると、それにつながる筋線維がすべて収縮するように身体はできています!

つながっている筋線維のどれかが活動していないということはなく、いかなる時でも1つの単位として働きます。

この、1つの運動神経が支配する筋線維の集団運動単位と呼びます!

 

 

 

 

 

 

 

そして、運動神経一本が支配する筋線維の数のことを神経支配比とよびます!

この神経支配比は筋肉によって異なります!

 

運動神経一本あたり20の筋線維とつながっていることもあれば、2000もの筋線維とつながっていることもあります!

1つの運動神経を活動させただけで、2000もの筋線維を収縮させることができるので、大きな力を発揮することができます!

一方で、20しかつながっていなければ小さな力しか発揮できません。

ちなみにですが、例えば神経支配比が約2000なのが、ふくらはぎの腓腹筋で、神経支配比が約20なのがあごの広頸筋です。

 

 

力はどうやって調整しているのか?

最後にどうやって私たちは力の調整をしているのか、について解説して終わります!

例えば、ダンベルを2kgしか持ち上げられなかった人が、4kg持ち上げられるようになった時には2つの可能性が考えられます!

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①神経の発達

②筋肥大

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まず①ですが、先程1つの運動神経が支配する筋線維の集団を運動単位と呼ぶとご紹介しました。

つまり大きな力を発揮する際には、より多くの運動神経を活動させれば良いわけです!

これを運動単位の動員といいます。

多くの運動神経を活動させることのできる人を、「運動神経が良い」と言うわけです!

 

しかし、例え全ての運動単位を動員できたとしても、まだ力の出力が足りなかったとしたらどうすれば良いのでしょうか?

その時に登場するのが②の筋肥大です!

筋線維一本一本を太くすることで、一本一本の出力を大きくするわけです!

 

ですから結論から言えば、筋線維一本一本が太く、かつ多くの運動単位を動員できる(運動神経が発達している)と、大きな力を発揮できるということです!

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

なかなかこの運動の仕組みについて触れる機会もないと思いますので、これを機に興味を持っていただければ幸いです!

筋線維レベルから身体作りを楽しんでいきましょう!(^o^)

 

本日は以上となります!

次回もお楽しみに〜!

 

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